修羅場ってどんなのです？

そんなエステルの体験。

買い出しにダングレストに寄った時のことだった。

エステルは見たのである。

(男女間の)修羅場というものを。

■かないません
―宿屋

「で、その後結局解散になって…見てる方がハラハラしたんです!」

「だから帰って来るのが遅かったのね…全く、何を見てるんだか」

「ねぇっリタ!私も修羅場を体験してみたいです(顔輝かせ)」

「!」(アワーグラス使用)

「え、ちょ、修羅場っていいことじゃないわよ？血腥いのよ？精神的に圧迫されんのよ？なんなの？馬鹿なの？死ぬの？(焦)」

「でも…何事も体験だと思うんです。いずれは私も直面する運命かもしれませんし、ね？リタ(にこっ)」

「う…わ、分かったわよ…(負けた)」

■エステルプラン

「で、修羅場を体験って具体的にどうすんの？」

「えと…今日見たのは一人の男性を二人の女性が奪いあうといった感じでした。だからそれに倣おうかなと…」

「それだけ聞くと修羅場って感じしないけど…。そこに浮気とか絡んでくるのか」

「じゃあこうしましょう!リタはユーリと付き合ってて、だけどユーリは二股で私とも付き合ってる、どうです？」

「ゆっ、ユーリとあたしがつつつ付き合ってる…!？なな何言ってんのよ…!(真っ赤)」

「わ、リタったら…。架空の話ですってば(くすくす)」

「う、うっさい!そのくらい分かってるわよ!!」

「さ、ユーリのところに行きましょう!」

■空気読んだのよ
―宿屋・男子部屋

「ユーリっ!いますかー？」

「んー？エステルとリタか。どうかしたか？」

「すっごいくつろいでるわね…。で、どうすんのよ」

「何ですかこの女!!」

「!」(アワーグラス使用)

「あの時私以上に素敵な女はいないって言ってたじゃないですか!なのに何で…」

「(もう始まってんのね…)え、えー…と、そっちこそ何なのよ!馴々しいわよ!」

「え、ちょ、何なんだコレ…」

「ユーリが二股してたことはもういいです…。でも、どちらかを選んでください!」

「何言ってんのよ!あたしが先に付き合ってたんだからあたしが良いに決まってんでしょ!どうなの!」

「どうなのっつったって…オレには何がなんだかわかんねぇんだけど」

「(空気読めよ!)ユーリはこんな我儘そうな奴よりあたしの方がいいよねぇ」

「ただのツンデレなんてすぐ飽きるだけです!さ、私を選びなさい!」

「あら、胸の大きい女っていいよなぁ(って言ってた)…よね？」

≫ジュディスさんがログインしました

「あ、オレ…三股？」

■女の本気

「何よ!まだ女がいたの!？そんなにあたしが嫌だったの!？」

「わ、私とは逆玉狙いだったんですね？結婚したら金だけ貰ってすぐ離婚するつもりだったんですね？」

「この前純愛だっていってたのはどこの誰だったかしら」

「オレ相当悪い男になってるぞ…。とりあえず皆落ち着けって…」

「キスもした!それ以上のこともした!それは全部偽りだったワケ？ふざけないで!」

「そこらへんの小娘としたところで何もないですからね。ね、ユーリ。私はいつも本気だったんですよ…？」

「家事育児のできる女と結婚したほうがいいわよ？見た感じ、この人達出来なさそう…(くすっ)」

「な、何をー!この胸だけ女!」

「あらあら、嫉妬はよくないわよ、胸なし女」

「ななな何、ですって…!ユーリはぺったん娘が好きなのよね!？ね!」

「胸だけで女を見るなんて最低です。ユーリはそんな男じゃありません。つまりユーリのことを一番知ってるのは私です」

「う、ノイローゼになる…」

■若干12歳

「あれ、エステル達何話合ってるのかな…」

≫カロルさんがログインしました

「あたしよ!」

「私です!」

「私よね？」

「あ…ぅ…えっとだな…」

「(うわ、何かすっごい雰囲気…。これって修羅場…だよね？)」

「!カロル!」

「や、やぁ!皆何してるの？」

「ちょ、これはガキんちょには見せれないわよ」

「そうね…。15禁(リタに合わせた)だものね」

「最終的にはユーリが怒って出ていって、私たちも解散…って流れにしたかったんですが…仕方ないですね」

「あー疲れた!で、エステル、満足した？」

「はいっ、楽しかったです!リタもノリノリでしたし、ジュディスも来ましたし」

「リアルになったのなら嬉しいわ」

「じゃ、皆お疲れ様でした～(解散)」

「ふぅ…マジでノイローゼになるかと思ったぜ」

「ね、ユーリ…何してたの？何だったの？」

「ん、ああ…アレだ。三股はしないほうがいいぜ」

「…？」

 

*****
あとがき

ユーリ空気で受難でした。なんかgdgdです。
実際の四角関係はもっとどろどろしてそうです。